「海外展開事例集」vol.11公開!
これまでジャパンプロモーション運営のイベントにご出展いただいた方々にインタビューを敢行し、皆様が実際に目の当たりにされた世界各国のリアクションや、その後のご活躍について貴重なお話を伺う「海外展開事例集」シリーズ。
シリーズ11回目となる本項では、折り紙アクセサリー作家の「おりがみあーと」こと岡本佑子様に、現地渡航で実感した各国の反応や、海外イベントで来場者とのコミュニケーションを楽しむ工夫について伺いました。
≪過去の記事はこちら≫
●vol.1「ご当地キャラとSNSを組み合わせたPR戦略で観光誘客に成功!(須崎市元気創造課 有澤聡明様)」
●vol.2「現地の反応が何よりの収穫!たくさんの気付きを得たJapan Expo Paris出展(九州経済連合会 重吉二憲様)」
●vol.3「海外出展経験が“おやべメルヘンパーティー”開催のきっかけに(富山県小矢部市観光振興課 船見幸広様)」
●vol.4「海外出展で地元の魅力を再発見 現場対応力のアップも大きな武器に(栃木市役所総合政策部 小林博己様)」
●vol.5「「阿波踊り」を世界の共通言語に(創作舞踊集団 寶船様)」
●vol.6「「多角的なアプローチで 世界に通用する日本の美を追求(KIRIE様)」
●vol.7「世界の舞台で 生きざまを伝える書を(福詩家たろう様)」
●vol.8「五感を刺激する 新次元の書を目指して(美帆様)」
●vol.9「グローバルなステージで伝統の技と心を磨く(「あめ細工 鶴藤」たかこ様)」
●vol.10「描くことを通じて伝える「日本の祭り」の魅力(川瀬忠様)」
≪現在の活動について≫
商品開発に即役立つダイレクトな反応が嬉しい

海外からの問合せが増え、現地ファッション誌で流行を研究したり、在住の友人の話を聞くなどして、新しいアイテム開発に取り組んでいます。外国人の目にふれやすいよう、SNSやホームページに英語表記を追加した甲斐もあってか、出展後知名度が上がってきたように思います。Japan Expo Parisには2年連続、その間にロンドンのHYPER JAPANにも出展し、どちらも現地へ渡航しましたが、いずれも国内のマーケットだけでは得られなかった創作のヒントやブランディングにあたり、とても役立ちました。現在は2020年Japan Expo Parisへの出展準備を進めています。商品への反応が率直なので、何が人気かそうでないか、とても分かりやすいんです。たとえば、一番人気は意外にもバラのモチーフで、次に和紙や和柄、金魚が続き、自信作のユリは思ったより今ひとつだな、といったように。ヨーロッパの日本ファンならではだと思いますが、気に入ったら惜しげもなく、身振り手振りを加えて大絶賛してくださるお客様が多くて、これにも感動しました。
≪アドバイス・今後の目標≫
現地で得た知識・経験を次のステージに活かす

私の場合、ただ売れればよいという考えはなく、実際に現地に赴いて来場者とコミュニケーションしたことが何よりの収穫でした。用意してよかったのが、自己紹介カード(名刺)。海外は日本よりもずっとSNSが普及していますので、アカウントやメールアドレスを分かりやすく書いたものを配れば、てきめんに効果があります。会場には通訳が用意されているため、言葉のやりとりはとくに心配ありませんが、お客様へのご挨拶やちょっとした一言は、現地語を使って笑顔で話しかけてみると、驚くほど打ち解けやすくなりますよ。最初は気恥ずかしいかもしれませんが、すぐに慣れますし、みんな日本人好きでフレンドリーですので。
ついやってしまいがちなのが、できるだけ多くの商品を紹介しようとして、ごちゃごちゃした展示になってしまうこと。今回は、現地スタッフの的確なアドバイスのおかげで、手にとってもらいやすい効果的なディスプレイとなり、さまざまな層のお客様に来ていただけました。また来年、再来年と、ヨーロッパのみにこだわらず世界各国のイベントに挑戦しながら、次へのチャンスを確実に掴んでいきたいと思います。
≪成功のノウハウ≫
【出展前】●都内の手作り市に出展するほか雑貨店で委託販売を行う。●主に国内向けのハンドメイド通販サイトやアプリで販売。
↓
【サポート・工夫】
●現地スタッフの展示に関するアドバイスが役立った。
●通訳のみに頼らず積極的にお客様に話しかけ、接客の充実を心掛けた。
●SNSアカウントやメールアドレスを明記した自己紹介カードを作成、配布。
★Point★
より効果的な展示アイデアを得て、集客にも活かせた。
現地の嗜好に関するダイレクトな情報を収集できた。
↓
【成果】
●現地の好みや傾向がかなり正確に把握できた。
●フォロワー数が増加した。
●海外から商品購入希望などの問合せ件数が増加した。
★Point★
海外向け商品の開発のために必要な知識・経験の蓄積。
↓
【その後】
●ヨーロッパのみにこだわらず世界各国のイベントに出展。
●海外のショップやサイトでの、本格的・継続的な販売を目指す。
●国内マーケットでも、海外経験を生かしてブランディングを強化。
★Point★
国内外にアンテナを張り、より独創的で魅力的な商品開発、作品づくりに取り組んでいく。
岡本様、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
続くvol.12では、画家の星野友利様に、海外出展前と後の心の変化や、制作において海外だからこそ意識するポイントについて伺います。
◎お話を伺った人:「おりがみあーと」岡本佑子様

【ご出展いただいたイベント】
Japan Expo Paris「WABI SABI」(2018〜2020)
HYPER JAPAN「雅 MIYABI」(2018)
●おりがみあーと ホームページ>>>https://origamiart0726.jimdofree.com/
出展や委託販売に関する相談・資料請求 随時受付中
下記、または「お問合せメールフォーム」よりご連絡ください。追って担当者よりご返信いたします。
◎宛 先 : 一般社団法人 ジャパンプロモーション
◎住 所 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-10 海老名ビル 4階
◎電 話 : 03-5766-2450/ファクシミリ:03-5766-2451
◎メール : info@japanpromotion.org