7月5日(木)〜8日(日)の4日間、今年もフランス・パリで日本文化の祭典「Japan Expo Paris – ジャパンエキスポ –」が開催されました。今や世界各国で開催されているジャパンイベント、その原点とも言える同イベントも今年で19回目を迎え、会場となったノール・ヴィルパント展示会場はフランスを中心にヨーロッパ全土から訪れた熱烈な日本ファンで連日大いに賑わいました。
Japan Expo Paris 2018
会期:2018年7月5日(木)~7月8日(日)4日間
会場:パリ、ノール・ヴィルパント展示会場
>>Japan Expo公式ホームページ
125,000平米にも及ぶ広大な会場には世界中で絶大な人気を誇る漫画やアニメ、食、武道、ファッションなど多彩なジャパンコンテンツが集結。この日を待ち侘びた来場者たちは瞳を輝かせ、心赴くがままに各ブースへと足を運びました。
進化し続ける日本文化の真髄を体感!8年目を迎えた「WABI SABI」

そんななか、ジャパンプロモーションは「ホンモノの日本文化」を伝えることをコンセプトに多彩なコンテンツを展開する伝統・地域文化パビリオン「WABI SABI」をプロデュース。今年で8年目の同パビリオンには過去最大となる76組のアーティストにご出展いただき、充実した内容と圧倒的な存在感で老若男女問わず多くの来場者を迎えることができました。




今年のWABI SABIのテーマは「郷愁」。日本、フランス、そして世界共通の感覚とされる「古き良き時代や故郷に思いを馳せる人の心」に焦点を当て、魅力的な作品やパフォーマンスの数々を通じて、時代を積み重ね大切に受け継がれながら今を生きる「ホンモノの日本文化」を、WABI SABIを訪れた多くの人々の元へと届けました。
また、パビリオンの世界観にあわせて、WABI SABI中央のARTステージでは一日に一回、スペシャルステージとして「天女」をモチーフとした”羽衣ショー”を実施。天女に扮したパフォーマーの一団がWABI SABIエントランスに現れると、居合わせた来場者たちは足を止め、驚きと興奮の表情でその行方を見守りました。
毎年独自の空間演出で他とは異なる視点から日本文化の真髄に迫るのも、WABI SABIならではの魅力のひとつです。



「日本ならではの美」に焦点を当て、独自の感性で作り上げた出展作品はどれも上質で個性的。また今年は、昔ながらの日本文化を守り伝えたいという思いに満ちた作品は勿論、ここ数年で新たに誕生し話題を集め、今現在も進化し続けるフレッシュな日本文化を巧みに取り入れた作品も目立ちました。










ここでしか聞けない来場者の生の声、生のリアクションが次の創作の励みになるといったご出展アーティストの声も多数。ブースでのワークショップを通じた来場者とのコミュニケーションにも花が咲きました。







過去最高の売上げを記録!日本の魅力が詰まった作品の数々が来場者の手に
そして今年はご出展いただいた皆様のご活躍により、8年間でNo.1の売上げを樹立!特にハンコやアクセサリー、ポストカード、クリアファイルなど、手軽に日常に取り入れられるアイテムの売上げが目立ちました。




また、昨年に引き続きジャパンプロモーションでは、日本の各都道府県の地域プロモーションも総合的にサポート。くまモン率いる熊本県「チームくまモン」のステージには、視察で現地を訪れた熊本県副知事・小野泰輔氏、九州経済連合会代表・麻生泰氏も姿を見せました。


麻生氏は舞台上で、九州のバラエティに富んだ魅力を力強くアピール。
2019年のラグビー・ワールドカップ(日本大会の開催地に九州の会場が選出)にあわせて、海外から1人でも多くの人に九州へと足を運んでもらえるよう、大勢の観客に向けて熱く語り掛けました。

そのほか、高知県須崎市の「しんじょう君」、栃木市の「とち介」、岩手県「わんこきょうだい」、大阪府樟葉宮商店会「みっけちゃん」など、今やWABI SABIに欠かすことのできないご当地キャラクターたちも各ブースとステージに登場。その愛くるしい姿で今年も熱い人気を集めました。



個性豊かな日本ファンがステージに集結!「第2回須崎アンバサダー・プロジェクト」

須崎市のしんじょう君といえば、今年も全ジャパンエキスポファンの注目を一身に集めたのが「須崎アンバサダー・プロジェクト」の行方。日本を愛するフランス人3名をコンテストで選出し、無料で須崎市主催のツアーへとご招待しようという本企画には、合計で1478名の応募が集まりました。
昨年の「須崎アンバサダー・プロジェクト」に関する詳しい記事はこちら!
>>【須崎アンバサダー・プロジェクト】 高知県須崎市がフランスでインバウンド事業を本格展開
>>【須崎アンバサダー・プロジェクト】日本を愛するフランス人たちが来日、高知県須崎市へ!自然と文化を味わい尽くした4日間
第2回目の開催となった本年のテーマはずばり「アニメアンバサダー」。台湾等でしんじょう君のアニメ化が決定したことを記念し、特設サイトにはポップで愛らしく動き回るアニメ版しんじょう君も登場。開催前から各国のファンを中心に話題を集めました。

厳しい書類審査をくぐり抜け、大勢の観客が見守るなかジャパンエキスポのステージで日本への愛を高らかに叫び、決勝の舞台を勝ち抜いた本年の須崎アンバサダーはこちら!

(左から)
・Caroleさん
Instagram: https://www.instagram.com/kyalolu/
Facebook: https://www.facebook.com/bienvenue.shinjokun/
3年前、しんじょう君がジャパンエキスポに初参加したときに存在を知って大ファンになったというCaroleさん。
自作のしんじょう君グッズを身につけ、ジャパンエキスポを訪れるのが毎年恒例なのだそうです。
Instagramのアカウントではオリジナルのしんじょう君イラストも公開しています。
・Stelaさん
Instagram: https://www.instagram.com/streetartine/
Facebook: https://www.facebook.com/streetartine/
有名なキャラクターやアーティストをモチーフとしたキャラ弁など、見た目が楽しい料理を作っているフードアーティストとして活躍中のStelaさん。
須崎市の食材に興味深々だそうで、アンバサダーとして来年須崎市を訪問する際には、オリジナルメニューの開発や料理を通じた地元の方々との交流イベントをやりたい!と早くも意欲満点の様子。
・Aalaさん
HP: https://www.gaijinjapan.org/
Facebook: https://ja-jp.facebook.com/agaijinjapan/
フランスの日本ファンの間ではお馴染みという人気ブロガーのAalaさん。
現在はなんと日本にお住まいで、徒歩で日本一周に挑戦中なのだとか。
年内にお遍路旅行を計画しているそう。
以上3名は、2019年3月に須崎市を訪問予定。それまでの期間中も、アンバサダーとして各SNSを通じたプロモーション活動を行っていただく予定です。今後の動向にぜひご注目ください!
日本文化の魅力、エネルギーを肌で実感!大迫力のステージショー

そして今年も、ジャパンプロモーションがプロデュースするSAKURAステージ、ARTステージでは多彩なステージが連日華やかに繰り広げられました。
■SAKURAステージ
収容人数830人を誇るSAKURAステージでは、広々とした舞台を活かした熱狂的なステージが数多く展開。映画「キル・ビル」の殺陣振り付けを担当した剱伎衆かむゐによる迫力満点のパフォーマンスや、書道、DJ、ペインティングを融合させたアーティスティックなステージ、演者・観客が一心一体となってエネルギーを大爆発させた阿波踊りパフォーマンスなど、バラエティ豊かなラインナップで観客を沸かせました。




■ARTステージ
WABI SABIの顔として毎年多くの来場者を魅了するARTステージでも、個性豊かなステージが次々とお披露目。歌姫たちの美しい歌声や琴、笛の雅な音色を堪能できる音楽ステージや白熱したけん玉ショー、和装と現代的なフォルムをミックスした鮮やかなファッションショーなど、バラエティに富んだラインナップに加え、今年特に注目を集めたのが書道家たちによる力強いステージングの数々。才能溢れるアーティストたちによる独創的なパフォーマンスが連日披露され、日本の書道界のパワーを見せつけました。






客席との距離が近く、演者と観客が互いの熱気を共有できるのも、ARTステージならではの魅力。集まった観客たちはエネルギッシュなパフォーマンスに感動の表情を見せ、演者や舞台上で仕上がった作品と共に写真撮影をする人の姿も相次ぎました。





2019年にはいよいよ20回目を迎え、節目の年でますますの盛り上がりが予想されるJapan Expo Paris – ジャパンエキスポ –。日本文化を愛するヨーロッパの人々たちの心に感動を届けるべく、WABI SABIもさらなるパワーアップを約束します!来年も乞うご期待ください!
Japan Expo Paris 2018
会期:2018年7月5日(木)~7月8日(日)4日間
会場:パリ、ノール・ヴィルパント展示会場
>>Japan Expo公式ホームページ














