イベント出展は、丹精込めて作った作品を実際にお客様に手に取ってもらえる、貴重なチャンスです。
しかし、ディスプレイや商品陳列の仕方が工夫されていないと、せっかくの素敵な商品もなかなか売上につながらないことがあります。
売り場作りのセンスが光る人たちは、一体どのようにディスプレイしているのでしょうか?
今回は、誘惑の多いイベント会場で来場者の目を引き、販売にもつながる「陳列のコツ」をご紹介します!
売れる陳列方法とは?
商品を「売る」ためには、ただ並べるだけではなく、「見せ方」=陳列方法が非常に重要です。特にジャパンエキスポのような大型イベントでは、数秒で通り過ぎてしまう来場者の目を引く工夫が求められます。
まず大切なのは、一番売りたい商品を目立つ位置に置くこと。視線の高さや通路側など「パッと目に入る場所」に主力商品を配置するだけでも、立ち止まる人が増えます。
さらに、シリーズごとにまとめたり、セットで買いたくなるように並べたりと、買いやすい雰囲気づくりもポイントです。
海外のイベントでは言葉の壁もあるため、価格や商品説明はシンプルかつビジュアルで伝えるのが効果的。このあと紹介する具体的な商品陳列テクニックを参考に、売れるブース作りにぜひ活かしてみてください。
陳列のテクニック5つの法則!
より目を引き、売れるためのディスプレイ陳列テクニックを5つご紹介します。
- 空間全体を生かす
- アイテムのサイズを利用して高低差をつける
- 小さな商品は重ねて展示する
- グループ分けして展示する
- サンプルを置く
1.空間全体を生かす
自身の販売スペースは空間丸ごと活用しましょう。

背面もそのままにせず、装飾をしたり、商品を飾ったりして余白を埋めると、ぐっと印象が華やかになります。
そして、商品を並べるのは出来るだけ前の方へ!少しのことですが、奥まってしまうよりも商品の存在感が強まります。
2.アイテムのサイズを利用して高低差をつける
商品は、机の上に平らに並べるのではなく、ボリューム感が出るよう、ひな段状の什器を使って並べるのがおすすめ。
ブースにメリハリがつき、会場通路から見た時にも目立ちます。
さらに、小さなものは手前に、大きなものは奥へ陳列するようにすると、いっそう高低差が生まれ、盛況感が強まります。
奥の方の商品にも手が伸ばしやすくなるのもメリット。どのアイテムもしっかり見てほしいですよね!

3.小さな商品は重ねて展示する
ヘアアクセサリーやキーホルダーなど、小さなサイズの商品がたくさんある場合、重ねて展示すると賑やかな感じがうまれ、注目度が高まります。
4.グループ分けして展示する
カラーバリエーションが豊富な場合は、色も意識してグループ分けすると、選びやすく買いやすいブース作りにつながります。
「同系色=落ち着き、まとまっている」「類似色=自然ながら少し動きを感じる」「対照色=はつらつとしてメリハリがある」など、目指す印象を意識して色の働きを活用しましょう。
5.サンプルを置く
アクセサリーやファッショングッズの販売の場合は特に、実際につけたり身にまとったりすることのできるサンプルをご用意いただくことをおすすめします。
購入する場合、一番気になるのはやはり「自分に似合うかどうか」ですよね。
陳列のコツ4つ!より魅力的に見せるには?
展示会などで、商品をより魅力的に見せるコツを4つご紹介します。
- 小道具でまとまり感を出す(小皿プレート)
- 鏡を置く
- 使い方を見せる展示にする
- 合わせ買いを誘う
1.小道具でまとまり感を出す
商品をただ並べるだけでなく、小道具を活用することで、見た目の印象が大きく変わります。
たとえばプレートや小皿を使うと、商品に区切りが生まれ、視覚的にまとまり感が出て洗練された印象になります。また、商品ごとのテーマやストーリーを引き立てる演出にもつながるため、見る人の興味を引きやすくなります。
シンプルな道具でも、配置に工夫を加えるだけで、ぐっと魅力的な陳列になります。

2.鏡を置く
海外の展示会などでは特に「自分に似合うかどうか」を重視する傾向が強いため、鏡を設置するのがおすすめです。
とりわけアパレルやアクセサリー関連の展示では、鏡を設置することで来場者がその場で試着や着用イメージを確認でき、商品の魅力を実感してもらいやすくなります。
また、鏡はブース全体に奥行きと広がりを与える効果もあり、視覚的に印象的な空間演出にもつながります。
3.使い方を見せる展示にする
日本では日常的に使っているものでも、海外のイベント来場者にとっては「使い方がわからない」というものも少なくありません。
日本ならではの日用品や雑貨の場合にも、使い方を説明するためのサンプルを用意したり、使う場面がイメージできる展示にしたりといった工夫が大切です。
4.合わせ買いを誘う
「合わせ買い」を誘うために、「お急須と湯呑み」のように関連する用途の商品は並べて陳列することがおすすめです。

なお、きれいに仕上がった陳列も、お客様が商品を手に取って見るとどうしても乱れてしまいます。
こまめに陳列を整え、いつでも魅力的なブースで来場者にアピールしましょう!
まとめ
今回ご紹介した売れる商品陳列のコツ・テクニックは、国内での販売はもちろん、海外展示会でも使えるものばかりです。
ジャパンプロモーションでは、良質なメイドインジャパン商品を世界へ届けるため、アーティストや中小企業の海外出展サポートを行っています。
商品陳列から出展して成功する方法まで、海外展示会に関するご相談は、ジャパンプロモーションまでお問い合わせください。
お問い合わせはこちら