イベント出展は、丹精込めて作った作品を実際にお客様に手に取ってもらえる、重要な機会。
素敵な商品はその魅力が存分に伝わるよう、陳列にもこだわりたいもの。
誘惑が多い会場内で来場者の目を引き、販売につながるブース作りに役立つ「陳列のコツ」をご紹介します!
空間全体を活かしてアピール!
せっかくのリアルイベント出展。自身の販売スペースは空間丸ごと活用しましょう。
背面もそのままにせず、装飾をしたり、商品を飾ったりして余白を埋めると、ぐっと印象が華やかになります。
そして、商品を並べるのは出来るだけ前の方へ!少しのことですが、奥まってしまうよりも商品の存在感が強まります。

アイテムのサイズも利用して高低差を
商品は、机の上に平らに並べるのではなく、ボリューム感が出るよう、ひな段状の什器を使って並べるのがおすすめ。ブースにメリハリがつき、会場通路から見た時にも目立ちます。さらに、小さなものは手前に、大きなものは奥へ陳列するようにすると、いっそう高低差が生まれ、盛況感が強まります。
奥の方の商品にも手が伸ばしやすくなるのもメリット。どのアイテムもしっかり見てほしいですよね!

展示方法で印象をコントロール
ヘアアクセサリーやキーホルダーなど、小さなサイズの商品がたくさんある場合、重ねて展示すると賑やかな感じがうまれ、注目度が高まります。
カラーバリエーションが豊富な場合は、色も意識してグループ分けすると、選びやすく買いやすいブース作りにつながります。
「同系色=落ち着き、まとまっている」「類似色=自然ながら少し動きを感じる」「対照色=はつらつとしてメリハリがある」など、目指す印象を意識して色の働きを活用しましょう。

購買意欲を刺激するには
アクセサリーやファッショングッズを購入する場合、やはり一番気になるのは「自分に似合うかどうか」ですよね。効果的に販売につなげるために、実際につけたり身にまとったりすることのできるサンプルをご用意いただくことをお勧めします。
また、卓上サイズでも鏡があると気軽に手に取ってもらいやすくなります。

海外ならではの工夫も
また、日本では日常的に使っているものでも、海外のイベント来場者にとっては「使い方がわからない」というものも少なくありません。そのため、日本ならではの日用品や雑貨の場合にも、使い方を説明するためのサンプルを用意したり、使う場面がイメージできる展示にしたりといった工夫が大切です。
「お急須と湯呑み」のように、関連する用途の商品は並べて陳列することも「合わせ買い」を誘うために抑えておきたいポイントです。

最後になりましたが、きれいに仕上がった陳列も、お客様が商品を手に取って見るとどうしても乱れてしまいます。
こまめに陳列を整え、いつでも魅力的なブースで来場者にアピールしましょう!