ルーヴル美術館ピラミッドの真下に位置する「Salon Art Shopping Paris」会場エントランス
10月18日(金)~20日(日)、芸術の都パリを象徴する文化施設として世界的に知られるルーヴル美術館地下のカルーゼル・ドゥ・ルーヴルにて、フランスを代表するアートフェア「Salon Art Shopping Paris」が開催されました。
世界中のアートファンが憧れる芸術の都で
秋を迎えたパリでは連日様々なアートイベントが開催され、世界中から訪れるアートファンを迎えました。
グラン・パレでは「アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック展」、「エル・グレコ展」と続き、ルーヴル美術館では大規模な「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」が開幕。また、夜のパリの街を彩る一夜限りのアートの祭典「ニュイ・ブランシュ(Nuit Blanche)」に始まり、シャンゼリゼ通りを舞台に開催される「アート・エリゼ(Art Elysées)」、そして世界最大級のコンテンポラリーアートフェア「FIAC」など現代アートも勢力を増し、街中はアート一色に。
そんななか、カルーゼル・ドゥ・ルーヴルには、パリを中心に各国で活躍するアーティスト、ギャラリストが続々と集結。また、世界中の優れたアート作品が一堂に会するこの貴重な機会を逃すまいと、熱心なアートファンも多く来場し場内を熱気の渦に包みました。
オープンを待ちわびるゲストらによる長蛇の列はアート・ショッピングの名物のひとつ
本年のアート・ショッピングには世界各国から149組のアーティストと51組のギャラリーが出展。18日(金)にはレセプションパーティーが行われ、現地のアートジャーナリスト、キュレーター、評論家からルーヴルをはじめ有名美術館の学芸員まで、様々な美術関係者が姿を見せ大いに賑わいました。
各国のアートが華やぐ会場内
国籍・年代問わず多くのアートファンで賑わったオープニングパーティー
「芸術の秋」を象徴する一大イベントに現地メディアも注目
ジャパンプロモーションブース展示風景
ジャパンプロモーションでは、78組の才気あふれるアーティストらによる全169点の作品を紹介。書道や日本画、水引、漆芸など日本の伝統的な技を生かしたアート作品から、香りを伴った油彩画、ファンデーションや口紅を素材として使用したミクストメディア、見る角度で表情が変化するCGアートなど、バラエティに富んだブース展開で訪れた人々を魅了しました。
創作のテーマや技法について、アーティスト自ら解説
作品に関する疑問をぶつける熱心な人々の姿も多く見られた
世界中から集められたアートで賑わう会場のなかでも、ジャパンプロモーションブースの作品に対する評価は上々。
「繊細で柔らかいタッチが美しい!」「日本人アーティストは全体的にレベルが高い。一味違いますね」「アート・ショッピングには本当に様々なテイストの作品があるけれど、ジャパンプロモーションのブースに来ると作品の繊細な美しさに心が安らぎます」と絶賛のコメントも相次ぐなど、日本人ならではの感性や美意識に導かれた芸術世界は、人々の心に深く染みわたったようです。
アーティストこだわりの展示も話題に
日本画ならではの繊細な表現を間近で確かめる来場者
連日華やかな賑わいをみせたジャパンプロモーションブース
日本独自の素材や技法にこだわった表現に熱い眼差しを向ける人も多く、作品の間近に迫り細部までじっくり時間をかけて眺める人や、アーティストに直接質問を投げかける人の姿も多く見られました。
会期中にはアートを通じた国際交流が多数実現
日本人アーティストによる多様性に富んだ作品は多くの来場者を魅了し、実際の販売は勿論、今後の活躍に繋がる国際交流も多く生まれました。
丸型のキャンバスに描かれた幻想的なアクリル画を購入したのはパリ在住のご夫婦。二人のご自宅には日本の侍の兜が飾られているなど、かねてより日本の歴史や芸術文化に対する関心が高かったそう。
見事販売が成立した作品と一緒に記念撮影をしたアーティスト(左)と購入者の男性(右)
後日ご自宅に飾られた作品の写真をお送りいただきました
また、会期中には日本文化、エンターテインメントの最新情報を発信する「Journal du Japon」や、グローバルな視点からフランスを中心としたトレンドやカルチャー情報を取り扱う「Toute La Calture」など現地メディアの記者も取材に訪れ、日本人アーティストたちの魅力に深く迫りました。
独自の視点からアーティストたちの魅力に迫った「Journal du Japon」記者・David氏(中央)
パリで活躍中のアーティストも来場し、日本人アーティストへエールを送った
>>「Journal du Japon」記事全文(2019/10/29)
>>「Toute La Calture」記事全文(2019/10/28)
このたびご出展いただいたアーティストの皆様による魅力的な作品の数々を通じて、ジャパンプロモーションブースは芸術の都パリを代表するアートフェアという大舞台でたしかな存在感を示し、今を生きるジャパンアートの魅力を力強く発信することに成功しました。
2020年秋も、本年と同様イベント内最大の床面積にてブースを展開し、世界中から訪れるアートファンに向け日本人アーティストの作品を多数紹介する予定です。
来年もどうぞご期待ください!
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