2025年「Manga Barcelona」開催レポート｜昨年を上回る反響！

公開日：

2025-12-25

毎年12月、スペイン・バルセロナで開催されているイベント「Manga Barcelona（マンガ・バルセロナ）」。クリスマスシーズン真っただ中のバルセロナで行われるこのイベントで、今年も主催者とジャパンプロモーションのコラボレーションにより、日本文化パビリオン「NAGOMI（なごみ）」が実現！初登場の昨年を上回る来場者で溢れました。

マンガ・バルセロナ2025開催概要｜開催31回目の老舗イベント

マンガ・バルセロナは今年で開催31年目。子供だった来場者が、今では自分の子を連れてきているという、世代を超えた文化イベントです。
回を重ねるごとに規模を拡大し、今では漫画・アニメにとどまらず、日本料理に触れたり日本語を学んだりと様々な日本文化が体験できる展示会として、例年16万人以上が来場します。

■開催概要
イベント名：第31回Manga Barcelona（マンガ・バルセロナ）
会期：2025年12月5日（金）～12月8日（月・祝）
会場：Fira Gran Via
公式サイト：https://www.manga-barcelona.com/

‍スペイン政府も注目！アイナ・ジ・エンドほか豪華ゲストも

30周年を記念した昨年、スペイン文化省より芸術功労金賞（Medallas de Oro al Mérito en las Bellas Artes）を受賞した当イベント。今年のオープニングセレモニーには現文化大臣のエルネスト・ウルタスン・ドメネク氏も参加し、スペインにおける日本文化を代表するイベントの幕開けを祝いました。

毎年豪華ゲストを招いているステージには、今年はアニメ主題歌で話題のアイナ・ジ・エンドが登場！また、ご当地キャラとして不動の人気を誇るくまモンもスペシャルゲストとしてイベントに参加し、ステージでのダンスだけでなく、ワークショップで料理の腕前も披露しました。

サブカルから正統派日本文化まで——1日では回りきれない充実のコンテンツ

会場では、任天堂が今年話題を集めたSwitch 2を体験できる大型ブースを展開。「ギア５」発動姿の大型ルフィや、生誕50周年（！）を祝うマイメロディなども注目を集めました。

こうしたサブカルチャーだけでなく、ひらがなやカタカナを習うことができる日本語ワークショップや、和菓子作りも見ることができる日本料理コーナー、剣道やなぎなたといった武道を体験できるスペースまであり、1日では堪能しきれないほど。老若男女を問わず幅広い層の来場者が日本文化を楽しんでいました。

日本文化パビリオン「NAGOMI」｜多彩な出展者が集う発信拠点

「よりオーセンティックな文化体験を来場者に提供したい」という主催者からのオファーで、昨年初登場した日本文化パビリオン「NAGOMI（なごみ）」。
熱烈ともいえる前回の反応を受け、第2回目となる今年は昨年の約2倍に規模を拡大しました。

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パビリオン内では、日本から参加したアーティストたちが水引やつまみ細工といった伝統工芸をアレンジしたアクセサリーから、陶芸、書道、手工芸品、「カワイイ」文化を感じさせるグッズなど、日本ならではの多彩で上質な作品を販売。また、スペインからのインバウンド誘客を目指す広島県や香川県といった自治体のほか、刃物で知られる燕三条の事業者グループなども出展し、スペインでの認知度向上や現地でのさらなる展開を図りました。

何度も訪れたくなる｜リピーターに支持される理由

アーティストと直接コミュニケーションをして、そのアイテムの魅力や背景を深掘りながら買い物ができるNAGOMIパビリオンは、今年も連日多くの人で賑わいました。盛況な時には、まっすぐ歩くのも難しいほどに。

パビリオンに並ぶアイテムには、「すべてが美しい、全部ほしい！」「細部まで丁寧で素晴らしい」とそのクオリティの高さに称賛の声が相次ぎました。日本からの出展者に対しては、「日本の伝統や文化を守り、伝えてくれている」ことに感謝の言葉も。「言葉の壁を越えて、丁寧に接してくれた」と、おもてなしの心に感動した様子でした。

来場したのは、「このイベントに、こんな素敵なところがあったなんて！」という初めての方だけでなく、「昨年買ったアクセサリーが大好きでまた来ました」というリピーターがなんと半数以上！^{※NAGOMI来場者アンケート調べ}

^‍「自分が昨日買ったものを家族がうらやましがるから」と、期間中に繰り返し来る方も多数。来場者の満足度の高さが伺えます。

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関係者も高く評価｜オーセンティックな日本文化エリア

クオリティの高い日本の文化を発信しているエリアとして、主催者や現地領事館からも注目度の高いNAGOMI。主催チームのメンバーが会期中の忙しいスケジュールの合間を縫って、何度も訪れているのが目撃されました。開会式に来られた現地日本領事館の総領事や領事館職員の方も、バルセロナでは普段見つけることのできない「本物の和」のアイテムのショッピングを楽しまれました。