文化の発信地・渋谷ヒカリエで非日常の個展開催

文化の発信地・渋谷ヒカリエで非日常の個展開催

2021-09-01
流行を先駆ける街、東京・渋谷。高潔でありながらもミステリアスな独特の美しさを湛えた人物画を数多く制作し、国内外に多くのファンを持つアーティストが個展を開催しました。

会期:2021年7月1日(木)~7月6日(火)
会場:渋谷ヒカリエ8階 8/ CUBE1,2,3 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷二丁目21-1

文化の発信地、渋谷ヒカリエ

移り変わる時代の中、流行を先駆ける街、東京・渋谷。ファッション、映画、アートなど変化し続ける文化の中心地です。鉄道9路線が乗り入れ、1日に300万人が行き交う渋谷駅の周辺では大規模再開発が進んでいます。皮切りとして2012年4月にオープンしたのが、東口に位置する高層複合施設「渋谷ヒカリエ」。地上34階、地下4階、渋谷の南北を貫く明治通り沿いに建ち、1日約5万人の往来があると言われています。

その8階、クリエイティブスペース「8/(はち)」(https://www.hikarie8.com/about/)が本展示の舞台。忙しい街の空気とは一線を画し、閑静で洗練された空間です。

大きなガラス張りで遠目にも際立つ会場

クリエイティブスペース「8/」

「8/」は同じフロアの中で複数のエリアが設けられ、それぞれがクリエイションでつながり、より多くの人が集まるよう工夫されています。

今回の個展は「CUBE1,2,3」と名付けられたエリア。展覧会向けのギャラリーで、ガラス張りのキューブのような空間です。その立地からも圧倒的な数の来場者が見込め、ひいては新しい出会いも期待できます。

会場となったエリア「CUBE1,2,3」

平常時とは異なるタイミングの個展

今回の展示は、これまで多くの場所で評価を得てきた油絵作品の他に、これまで未公開だった写真作品20点を加えた計45点。来場者は絵画の中から向けられた眼差しに圧倒されていました。

本展は新型コロナウイルス感染症の蔓延による開催日程の変更を余儀なくされ、同じように2020年から開催が延期されていた東京オリンピック・パラリンピックを目前とするタイミングで開催されました。国内外問わず、多くのイベントやフェスティバルが延期、中止を迫られ、人々がアートやエンターテイメントに触れる機会を失うなか、本展は緊急事態宣言期間の合間を縫うように開催されました。平常時とは異なり、また違った特別な意味を持つ展示となりました。

会場の「CUBE1,2,3」内部

コロナ禍、梅雨と、決して良い条件とはいえない時期ではありましたが、長時間滞在する来場客が多く、その世界観に酔いしれるように過ごしていました。世界がどのような状況でも、アートは人に必要とされていると改めて感じ取れた展覧会でした。

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