書籍やカタログとして、手に取れる形になっていることで、それ自体が一つの作品になります。
SNSやウェブサイトなど、気軽に情報に触れられる現代においても、紙媒体の「きちんと感」は健在。信頼性や高級感の演出には欠かせないツールです。
数多くのツール作成を手掛けてきたデザイナー、ライターが制作を社内で一括して対応。狙いを効果的に実現するためのノウハウがあります。
独創的な色彩感覚と、複雑な線描で自然風景をとらえる画家・森澤胡暢の作品を24点収載。画面に表現された、花や木々、山々などの生命感が圧倒的な印象で迫ってきます。
内なる感情のエネルギーを鮮烈な色彩と独自の構成で表現し、観る者に深い感動をもたらす中島義玄の作品集です。 中島義玄氏は普通の絵ではない、自己満足を超えた世の中に提言する絵を目指し、過去の芸術家たちの作品、 偉業に大きな影響を受けながらも、自己との対話を続け、妥協のない創作に挑み続けてきました。 自然や人、感情、不思議な存在までもが創作の対象となり、深い哲学性と詩情が画面に満ちています。 作風には超現実主義や象徴主義、表現主義など多様な影響が見られ、日本とヨーロッパの美意識が融合。鳥や花、空といったモチーフは独自の縮尺で描かれ、自然との詩的な対話を感じさせます。繊細な色彩と滑らかな線が奏でるように広がり、伝統と革新が共鳴する芸術世界を感じられる一冊です。
歌と観照賞や日本歌人クラブ東北ブロック優良歌集賞など、数々の受賞歴を誇る実力派歌人、朝倉富士子による短歌+エッセイ集。本作品は、「心のままに言葉の世界へ踏み出してほしい」という想いを込めて贈る一冊です。31音のなかに喜怒哀楽を咲かせる短歌は、人間だけに与えられた“言葉の恩寵”であり、読む人・詠む人の心に寄り添い、豊かな感性を育む表現の場です。形式にとらわれず、自らの心と向き合い、感じたままを詠むことで、誰もが短歌の世界に一歩踏み出すことができる――そんなメッセージが静かに、力強く響いてきます。
流麗なかな文字を操る書家・中村鳳仙の作品約30点を収載。揺らめくかな文字が生み出す雅な世界観を、題材に使用された日本の名歌・名句と共に紹介しています。
彫刻家・磐間宏起の作品約25点を収載。神聖なオーラに包まれた木彫作品は、人々に「宇宙」や「気」、「霊性」の存在を伝えてくれます。独自の世界観に貫かれた作品群を、シンプルかつ大胆な構成で魅せた一冊。
画家・宮崎芳和の油彩画約70点を収載。エキゾチックな国々に広がる風景、困難な状況下を生き抜く群集の姿が多く描かれた作品からは、描き手の平和に対する願いを感じることができます。
色彩表現の中に音楽の響きを見出す画家・宮崎トキによる油彩画、パステル画約30点を収載。現実とファンタジーが交差する優美な世界観を、代表作「カンタータ」シリーズを中心に展開しています。
写真家・熊本隆繁が30年以上撮り続けてきた地元・瀬戸内の美しい自然風景や、核廃絶への祈りを込めたメッセージ性の強い作品など全65点を収載。
風土、自然、人々、歴史への深い愛情を感じさせる作風で人々を魅了する画家・村田藤子の作品約25点を収載。
50歳から独学で技術を習得し、以来30年以上にわたり創作の道を突き進む彫刻家・石田一馬の作品約20点を収載。
光の操作と実験的手法を駆使し、革新的な写真表現を確立してきた川村泰史作品集。 芸術の都パリ、ギャラリー・オルシャンで行われた氏の個展『平和への 希求』に併せて出版されたものです。 「平和の折鶴」シリーズでは、新聞や憲法条文といったテクストと光を融合させ、折鶴や星が浮かび上がる幻想的な空間を創出。平和への祈りと日本の立ち位置を問いかける強いメッセージが込められています。 作品はインスタレーション的要素を含み、写真と空間芸術が融合した新たなアートの形を提示しています。花や昆虫、反射する水面といった身近なモチーフも、宇宙的視点から命の輝きを表現。 伝統的な日本美術を想起させる構図や余白、墨のようなシルエットによって、現代の花鳥画とも呼べる風景を描き出しています。 光と空間が抽象へと昇華する川村氏の作品は、観る者の想像力を刺激し、深い感動を呼び起こします。
日本の伝統に宿る美しさと自らの洗練された感性を巧みに取り合わせることで、独実の芸術世界を展開している染人・小川良子の作品集。日本の伝統美と洗練された感性を融合させた独自の芸術世界を展開しています。花や果物、自然などを主題に、古典的な染色技法を生かしつつ、繊細な線と鮮やかな色彩で命の美しさを表現。構図や色遣いには独創性があふれ、線一本一本から感情や物語を感じられます。見過ごされがちな日常の感動を丁寧にすくい取り、新たな可能性として提示する作品集です。「愛のシリーズ」では精神的・肉体的な愛を多彩に描き、手染めの温もりと鋭いアート性が共存する表現が光ります。白黒や多色の作品いずれにおいても、美しさと純粋さが線に宿り、極めて洗練された空間を創出。自然と人間への深い愛に満ち、鑑賞者の心に静かに語りかける小川氏の作品は、永遠に輝き続ける芸術として高く評価されています。