日本の伝統に宿る美しさと自らの洗練された感性を巧みに取り合わせることで、独実の芸術世界を展開している染人・小川良子の作品集。
花や果物、自然などを主題に、古典的な染色技法を生かしつつ、繊細な線と鮮やかな色彩で命の美しさを表現しています。構図や色遣いには独創性があふれ、線一本一本から感情や物語を感じられます。
見過ごされがちな日常の感動を丁寧にすくい取り、新たな可能性として提示する作品集です。
画集・A4判・52頁