インスタグラムは手軽で多くの人に作品を届けられる強力なツールですが、果たしてホームページの代わりになるのでしょうか?
本記事では、インスタのメリット・デメリットと合わせて、ホームページを持つことの重要性を解説します。
信頼性の向上やブランディング、情報の整理など、ホームページならではの効果的な使い方を知り、アーティスト活動をさらにステップアップさせましょう。インスタだけに頼らず、両者を賢く使い分けるポイントもご紹介します。
インスタはホームページ代わりにはならない
結論から言えば、インスタグラムはホームページの代わりにはなりません。
SNSには確かに拡散力や手軽さという強みがありますが、「見せたい情報を整理して、必要な人に的確に届ける」という点においては限界があります。
インスタグラムとホームページは、それぞれのメリットとデメリットがあります。
順番にご紹介します。
インスタグラム・SNSのメリット

まず、インスタグラムをはじめとするSNSのメリットについてご紹介します。
メリットは下記の通りです。
- 拡散力が高い
- 更新しやすい
- コミュニケーションが取りやすい
- 無料で簡単に使える
ひとつずつ解説します。
1.拡散力が高い
InstagramなどのSNSはフォロワーの反応を通じて投稿が広がる仕組みになっています。
うまくハマれば、知らない人にも作品を届けられる強力な発信手段になるのが大きなメリットです。
2.更新しやすい
スマホ一つで手軽に投稿できるため、日々の制作や展示情報などをスピーディーに発信できます。
更新のハードルが低いのも魅力です。
3.コミュニケーションが取りやすい
コメントやDMを通じて、ファンやフォロワーと気軽につながれるのがSNSの大きな魅力です。
関心を持ってくれた人と気軽にコミュニケーションが取れるため、作品への反応やニーズを把握しやすく、次の制作のヒントになるかもしれません。
4.無料で簡単に使える
登録すればすぐに使え、費用もかからないため、誰でも気軽に発信を始められます。操作もシンプルで直感的です。
インスタグラム・SNSのデメリット3つ

メリットが多いインスタグラム・SNSですが、以下のようなデメリットもあります。
- 作品が流れてしまう
- 仕様変更やアルゴリズムに振り回される
- 信頼性・実績の掲示には不向き
1.作品が流れてしまう
SNSは基本的に投稿が時系列に流れていくため、過去の作品が見つけづらく、継続的な作品の魅力発信には不向きです。どれだけ魅力的な作品をアップしても、時間が経つとタイムラインの下へと流れてしまい、ユーザーの目に触れる機会が激減します。
2.仕様変更やアルゴリズムに振り回される
InstagramなどのSNSは、運営側の仕様変更やアルゴリズムに大きく影響されます。
たとえば、かつて主流だった正方形の投稿形式が変わったり、使っていた機能が突然なくなったりすることも珍しくありません。
フォロワーが多くても、投稿が全員に表示されるとは限りません。アルゴリズムの影響で届けたい人に届かないこともあります。
3.信頼性・実績の掲示には不向き
SNSは投稿が時系列に並ぶ形式のため、これまでの経歴や受賞歴、過去の仕事実績などを体系的に見せるのには不向きです。
プロフィール欄も記載できる情報に限りがあり、信頼性を高めたい場合や、クライアントへのアピールにはやや頼りない印象を与えてしまうこともあります。
ホームページを作るメリット6つ

次に、ホームページを作るメリットをご紹介します。
特にアーティスト・作家がホームページを作ることは、以下のようなメリット」があります。
- 信頼性が上がりブランディングにも役立つ
- ポートフォリオを集約できる
- SNSではできないことができる
- ネット販売にも対応可能になる
一つひとつご紹介します。
1.信頼性が上がりブランディングにも役立つ
ホームページを持つことで、アーティストとしての信頼性が高まり、ブランディングにもつながります。
独自ドメインで情報を発信すること自体が、本気度やプロ意識の証となり、初めて見る人にも安心感を与えます。
さらに、経歴や受賞歴、掲載歴、連絡先などを明確に掲載することで、実績の裏付けにもなり、信頼性は一段と高まります。
また、ページ全体に統一感のあるデザインやビジュアルを反映することで、作家としての世界観も伝えやすく、ブランディングにも効果的です。
2.ポートフォリオを集約できる
ホームページがあれば、作品やプロフィール、展示歴など、発信したい情報を一か所に集約できます。
SNSのように投稿が流れてしまうこともなく、ポートフォリオとして過去から現在までの活動を整理・蓄積できるのが大きな魅力です。
ジャンルやシリーズごとに整理することで、作品の魅力や幅を適格に伝えられます。
また、情報の配置やページ構成を工夫することで、閲覧者が迷わず必要な情報にたどり着ける導線も整います。伝えたい内容をきちんと届けるための「見せ方」をコントロールできるのも、ホームページならではの強みです。
3.SNSではできないことができる
SNSでは投稿や拡散が中心ですが、ホームページではさらに一歩進んだ表現や機能が可能です。
たとえば下記など、目的に応じて自由に構成できます。
- 作品の一覧ページ
- 購入機能
- プロフィール・受賞歴の掲載
- 展示情報のアーカイブ
など
自分らしい世界観を伝えることができるため、よりプロフェッショナルで完成度の高い発信が可能に。情報の整理、表現、販売まで、SNSでは実現しにくい多彩な役割を担ってくれます。
6.ネット販売にも対応可能になる
ホームページがあれば、自分の作品をオンラインで販売する仕組みを整えることも可能です。
ショップ機能を持たせたり、外部の販売サイトと連携したりすることで、SNSでは難しい“商品としての導線”を構築できます。
また、作品の魅力や制作背景をページ内で丁寧に伝えることで、購入者の納得感や満足度も高まりやすくなります。
自分のペースで価格や在庫をコントロールできるのも、個人アーティストにとって大きな利点です。
ホームページを作るデメリット3つ

一方で、ホームページを作るには次のようなデメリットがあります。
- 知識がないとできない
- 費用がかかる
- 手間がかかる
1.知識がないとできない
ホームページを作るには、ある程度のウェブに関する知識やスキルが必要になります。
デザインの設定やページ構成、ドメインの取得、SEO対策など、初めての人にはハードルが高く感じられる部分も少なくありません。
また、更新や管理も自分で行う必要があるため、ある程度の習熟が求められます。現在は簡単に作れるサービスも増えていますが、きちんと伝わるサイトに仕上げるには知識が欠かせません。
2.費用がかかる
ホームページ制作には、ドメイン取得やサーバー代のほか、デザインや機能のカスタマイズ費用がかかります。
自分で作る場合もツールの有料プラン利用やトラブル対応のコストが発生することも。
専門家に依頼すれば初期費用はかかりますが、結果的に効率的で信頼性の高いサイトが作れます。
3.手間がかかる
ホームページは制作だけでなく、更新やメンテナンス、セキュリティ対策など日々の運用にも多くの手間がかかります。
知識や時間が不足するとトラブルが起きやすく、継続が難しくなることも。操作ミスや管理不足でトラブルが起きるリスクもあります。
こうした日々の運用の手間を軽減し、安心して活動に集中したいなら、プロに制作と管理を任せるのが賢い選択です。
インスタとホームページを使い分けるのがベスト
それぞれメリット・デメリットがあるインスタグラム・SNSとホームページは、使い分けるのがベストです。
インスタは拡散力が高く、気軽に多くの人に作品を知ってもらうのに向いています。
一方、ホームページは信頼性やプロフェッショナリズムを示し、経歴や作品を体系的に整理できるため、長期的なファン作りや仕事の受注に効果的です。両者の強みを活かすことで、アーティスト活動をより充実させられます。
もし今インスタグラムだけで情報発信しているなら、ホームページを持つこともぜひ検討してみましょう。

まとめ:ホームページはあなたの活動を支える「拠点」になる
インスタグラムなどのSNSは、拡散力に優れ、作品を広く届けるのに効果的です。しかし、信頼性やプロフェッショナリズムを伝えたり、作品を整理・蓄積したりするには限界があります。
そこで必要なのが、ホームページという「本拠地」です。
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