中島義玄「神の摂理への畦道」
内なる感情のエネルギーを鮮烈な色彩と独自の構成で表現し、観る者に深い感動をもたらす中島義玄の作品集です。
中島義玄氏は普通の絵ではない、自己満足を超えた世の中に提言する絵を目指し、過去の芸術家たちの作品、 偉業に大きな影響を受けながらも、自己との対話を続け、妥協のない創作に挑み続けてきました。
自然や人、感情、不思議な存在までもが創作の対象となり、深い哲学性と詩情が画面に満ちています。
作風には超現実主義や象徴主義、表現主義など多様な影響が見られ、日本とヨーロッパの美意識が融合。鳥や花、空といったモチーフは独自の縮尺で描かれ、自然との詩的な対話を感じさせます。繊細な色彩と滑らかな線が奏でるように広がり、伝統と革新が共鳴する芸術世界を感じられる一冊です。