伝統工芸品の海外委託販売サービスを開始しました

伝統工芸品の海外委託販売サービスを開始しました

2017-07-10

海外販路の開拓を 出展料無料にてサポート

日本の歴史・風土と職人の皆様の絶え間ない研鑽によって受け継がれてきた、世界に誇る伝統的工芸技術。海外での販路拡大を目指す方のための支援サービスをスタートしました。
登録料・出展料は無料です。ご登録の際にご提供いただく商品情報をもとにマッチングを行い、各国のイベント・バイヤー・ショップ・コレクターへの販売やPR活動を行います。
とくに需要が見込まれる場合は、「買取制」でのご採用枠も設けています。
ご登録方法や資料ご希望の方は、お気軽に問合せください。

委託販売のご登録に関する相談・資料請求 随時受付中
下記、または「お問合せメールフォーム」よりご連絡ください。追って担当者よりご返信いたします。

◎宛 先 : 一般社団法人 ジャパンプロモーション
◎住 所 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-10 海老名ビル 4階
◎電 話 : 03-5766-2450/ファクシミリ:03-5766-2451
◎メール : info@japanpromotion.org

世界の富裕層が認める 日本の伝統工芸の美しい技術

中国(深圳)国際文化博覧会会場「深圳コンベンション・アンド・エキシビション・センター」

本年2017年度は、CHINA NATIONAL PUBLICATIONS IMP.& EXP. CORP. SHENZHEN BRANCH (CNP社深圳支部)が13億もの巨額を投じて立ち上げたECサイトブランド「舍下木棉」に参画し、深圳(シンセン)・上海・北京を拠点に日本の伝統的工芸品の需要が高い中国の富裕層に向けたプロモーションを展開中です。

5月11日(木)~15日(月)に開催された「中国(深圳)国際文化博覧会」では、15組の工房・企業各社にご出展いただきました。
漆器、ガラス製品、南部鉄器、磁器、陶器、象嵌、和紙照明など、どれも独創的で高品質な商品の数々が来場者を惹きつけ、高額商品も即売となったほか、同ブランドでの集中展開および買取り、また次の上海・北京への新たな活路を得ました。

「舍下木棉」ブース
5月11日(木)・12日(金)はバイヤー限定日。ブース内が活気にあふれた。
日本の漆器の質への評価は非常に高い。
ティーカップ型のモダンな漆器も。
近年、世界で人気高騰中の南部鉄器。
木材本来の温もり豊かな組み木細工。
信楽焼の風合いは日本のやきものならでは。
繊細な装飾加工が注目を集めたガラスのテーブルウェア。
特別な高級感あふれる江戸硝子。
和紙照明。柔らかな光でくつろぎのひとときを演出。
幻想的な有田焼の万華鏡。
なんとこちらも有田焼の一種。パールの質感が独特。

来場者数50万人、中国最大級の文化博覧会

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ダイナミックなデザインのブースが立ち並び、大勢の往来と行列でひしめき合う。

この中国(深圳)国際文化博覧会は、31の全都市および香港、マカオ、台湾地域が出展する国をあげての文化イベントです。
その規模は中国最大級。本年度2017年の来場者数は、会期5日間で50万人、海外バイヤー2万人、実施面積は10万5千平米にも上りました。

入場を待つ人々で溢れかえる。
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新商品のPRではモデルたちが華を添える。

熱気渦巻く中国市場の今

映画会社のデモンストレーション。

見るもの出会うもの、すべてがエネルギーに満ちあふれてダイナミック。10万平米を超える巨大な会場に、メディア・ライフスタイル・観光・科学・食品・エンタメ・アートなど、中国全土のありとあらゆる文化産業が網羅されています。
国の幹部をVIPに招いての一大博覧会ともあって、国際色の豊かさも特徴。海外からは40の国と地域が参加し、五大陸110社以上が出展しています。

上海の観光誘致ブース。
VR体験ブースにはつねに人だかりが。
色とりどりの磁器のタワーが圧巻。
鉄瓶や急須がずらり。茶文化の盛んさが窺える。
鉄道会社ブース。
ITブース。
ブライダルブース。
取材風景が至るところで見かけられる。
精華大学などの大学出版局ブース。最先端の知識の宝庫。
迫力満点のアートゾーン。
移動博物館。貴重な古美術品が展示されている。
まるで博物館の一室。

深圳から北京・上海、アジア市場へ

深圳宝安国際空港。この近代的なデザインは、イタリアの建築家マッシミリアーノ・フクサスによるもの。

深圳は、北京・広州・香港に次ぐ中国4番目の経済都市と言われています。
一人あたりのGDPは中国一。世界中で11億人が利用するSNS「WeChat」を提供する中国の大手IT企業テンセントが本社を置くほか、世界中の部品が揃うとされる巨大電気街に象徴されるように「中国のシリコンバレー」とも称され、著しい経済発展を遂げています。

巨大電気街「華強北」。

今回の中国(深圳)国際文化博覧会におけるCNP社深圳支部のマーケティングによると、日本の伝統的工芸品の強みについて、「日本にしかない技術」「デザイン性」「品質」が挙げられました。実際に露出の機会を戦略的に高めることで、ジャパンブランドへの需要も比例して増大するものと見られています。

また、中国人のネット購入率は、すでに店舗購入を上回っており、今後「舍下木棉」サイトは中国からアジアにおける日本の伝統的工芸品シェアのイニシアティブを執りたい構えです。

深圳テレビ番組で放映。

「舍下木棉」で南部鉄器の鉄瓶を購入した女性会社役員は、次のように語りました。

「中国では、鉄瓶といえば黒と決まっています。日本製品の場合、ピンクやブルー、グリーンなど、きれいなカラーバリエーションがあったり、形や柄もさまざま。たとえ高価であっても、気に入ったらぜひ手に入れたいと感じます。これは本当に大きな魅力です」。

こうした現地の声からも、伝統のなかで積み上げてきた技術のみにとどまらず、さらに創意工夫を凝らしていく日本の作り手の真摯な姿が見えてきます。

次回は8月23日(水)~24日(木)北京国際ブックフェア(NINF2017)、その後9月21日(木)~23日(土)上海Paper World(上海国際展示場)を巡回します。

定番の黒い鉄瓶だけでなく、若い人や女性の心をつかむカラー展開。
多くのバイヤーの関心を集めた江戸切子(商品右側)。
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中国(深圳)国際文化博覧会
◎会 期 : 2017年5月11日(木)~15日(月)
◎会 場 : 深圳コンベンション・アンド・エキシビション・センター
>>「舍下木棉」公式ウェブサイトへ

海外展開サポートオンラインストア(海外向け)中国(深圳)国際文化博覧会

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