2018年11月16日(金)~18日(日)、ロンドン市内屈指の高級住宅街・ケンジントン地区にある「オリンピア・ロンドン(Olympia London)」にて、日本文化の祭典「HYPER JAPAN Winter 2018」が開催されました。2010年にスタートした「HYPER JAPAN」は、日本食や伝統文化、音楽、ファッション、ゲーム、漫画やアニメ、コスプレまでを網羅した英国最大のジャパンイベントで、夏と冬の2回開催されています。
特に冬期は、ロンドン中からクリスマスシーズンのギフトや年末の贈り物を求めて購買意欲の高い来場者が数多く訪れ、今年は3日間で約4万人にものぼる来場者数を記録しました。
入場ゲートの行列。若者からミドルエイジまで幅広い層の人々が訪れた。
赤レンガ造りの外観がひと際目を引くオリンピア・ロンドン。
会場となったオリンピア・ロンドンは、ロンドンきっての目抜き通りであるケンジントン・ハイストリート沿いに位置し、市内のみならずロンドン郊外からのアクセスにも優れた好立地。19世紀に建てられた丸いドーム天井からは自然光が降り注ぎ、クラシカルな雰囲気を醸し出しています。
日没後は会場内がイルミネーションでライトアップされ、昼間とはムードが一変。アニメやゲームといったサブカルチャーを好む若い世代だけでなく、ライブ鑑賞やショッピングを目的とした大人のカップルたちが訪れ、回遊を楽しみました。
暖かな雰囲気の黄色いライトでライトアップされた日没後の会場。
飲食エリアにはたこ焼きやカレー、牛丼などの日本食を提供する屋台が出展した。
日本酒をPRするブースも多数あり、試飲を行った。
“MIYABI”と書かれたバナーと金屏風が目印の「雅 MIYABI」パビリオン。
「Culture」「Fashion & Kawaii」「Game & Anime」「Food & Drink」「Artist Alley」、5つのカテゴリー分かれた会場内で、日本の団体・企業が各々のブースを出展する中、ジャパンプロモーションは、4年目となる伝統・地域文化パビリオン「雅 MIYABI」を展開しました。
2階から見渡した「雅 MIYABI」パビリオンの様子。
入り口を入ってすぐの好位置に加え、日本の職人による精巧な工芸品や、伝統の技術と斬新な解釈が融合されたオリジナリティーあふれるラインナップにより、「雅 MIYABI」はたちまち来場者の心を掴み、足を止める人が続出する事態に。また、各ブースで開催されたワークショップも人気を呼び、アーティストと参加者が盛んに会話を交わし、交流を深め合う姿がいたるところで見られました。
「美しい作品にとても強いインスパイアを受けました。」
「すごくかわいいイヤリングを買いました!」
名前をひらがなで書いてもらった少年。
繊細な細工で作られた仕掛けハガキの細部をじっと見つめる人々。
手漉き和紙のワークショップに参加する女の子。
鮮やかな染色が美しい手ぬぐいのブース。
徳島の観光地や特産物を紹介するブース。
珍しいアイテムを購入しご満悦の女性。出展者と一緒に記念撮影。
アクセサリー作りのワークショップに参加する女の子。
繊細な手仕事の技を多くの人が見守った切り絵の実演。
切子の美しい細工をじっくりと見つめる男性。
和紙製のルームライトのやわらかな灯りに、ロンドナーも興味津々。
気になる作品について、制作秘話をじっくりと聞く年配の来場者。
花魁ショーの迫力のあるパフォーマンスに観客からは大きな拍手喝采が起きた。
HYPER JAPANの会場内にはHyper Live! StageとJ-Culture Showcase、2つのステージが設置され、「雅 MIYABI」のパフォーマー10組が歌やダンス、揮毫、三味線の演奏、花魁ショーなど趣向を凝らしたステージを展開。詰めかけた観客たちをおおいに熱狂させました。
斬新な演出で観客の注目を集めた揮毫パフォーマンス。
観客との距離が近く、臨場感溢れるステージ体験ができるJ-Culture Showcase。
日本文化の新解釈により生まれた歌とダンスのパフォーマンスはロンドンでも人気を博した。
迫力ある揮毫で観客を圧倒した女流書家のパフォーマンス。
楽器1本のシンプルなセットで観客の心を掴んだ三味線の演奏。
多くの人々を魅了した精巧な豆本の世界。
今年は「雅 MIYABI」パビリオン史上最多の出展者がブースを出し、好調な売上を記録! 特に仕掛けハガキや和紙アクセサリー、手ぬぐい、テーブルウエアなど、和のエッセンスを巧みに取り入れたギフト向けアイテムの人気が高く、一部完売したアイテムもあったほどです。また、豆本やミニチュアアート、飾りボタンなど、日本人の手先の器用さを活かした繊細なアート作品がファミリー層に好評を博し、虫眼鏡を片手に鑑賞しては歓声を上げる子供の姿が見られました。ふんどしやこけしといった伝統的な日本の工芸品・日用品を現代風にアレンジしたアイテムを自分用に買い求める人が多く、珍しく斬新なものを求めるロンドナーの好奇心の強さが伺えました。
日本らしさを感じさせるテーブルウエアの数々。
来場者と密な交流ができるのもジャパンイベントの醍醐味のひとつ。
ミニチュアアートを食い入るように見つめる少女。
こけしをポップにデザインした作品は黒板として絵を描くこともできる優れもの。
着物姿の猫の人形を手に取る女性。猫ブームは万国共通。
和食ブームの続くイギリスでは、和食器も大人気!
壁に展示された絵画作品も見逃せない「雅 MIYABI」のポイント。
カラフルなガラス製の花器や食器を真剣に品定めする女性。
好きな日本語をリクエストして書いてもらい、嬉しそうな男性。
額入りの詩の作品を購入した女性。
作品を鑑賞し、感想を語り合うのもイベントならではの楽しい時間。
アクセサリーを鏡で合わせ、どれが似合うか悩む女性たち。
お気に入りの漆塗りのお碗を購入する女性。
コンテンポラリーな書作品の展示に、多くの人々が足を止めた。
書、三味線、着物など、日本のイメージアイコンとなっているコンテンツを紹介するブースも注目度が高く、ワークショップへの参加や実演を見守る人々でしばしば混雑状態に。彼らのステージパフォーマンスにも大勢の人が詰めかけ、立ち見が出るほどの満員御礼となりました。ステージはリピーターの鑑賞も多く、回を重ねる毎に動員が増え、反響の大きさが現場で広がっていく感覚が実感できました。
「美しい作品が何種類も展開されていて選び甲斐があった。どの作家もとても友好的だった。」
「毎年『雅 MIYABI』のブースを観に行くのを楽しみにしています!」
「三味線を学びたいと思いました。ブースで少し演奏をさせてくれてありがとう!」
アンケート記入する子供たち。
「才能のあるアーティストによる美しい手作りのアイテムがたくさんあり、これまで見た中で一番だった!」
飾りボタンの作品について、作家から話を聞く女性。ずっと見ていたくなるかわいさ!
自分の名前をひらがなで書いてもらった男性。慣れ親しんだ名前に新たな発見が生まれそう。
おしゃれな女性のアンテナにひっかかったのは、美濃焼きのカラフルなアクセサリー。
さまざまなリクエストに応じて得意の書を披露する出展者。
日本食をはじめ、大英博物館での北斎展から続く日本ブームが冷めやらないロンドンでは、熱心な日本ファンたちが「雅 MIYABI」で展開する独創的なアイテムやワークショップ、そしてライブ体験とアーティストたちとのふれあいを心待ちにしています。
これからも進化を続ける「雅 MIYABI」にご期待ください!
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