初めて日本に訪れた方にも、気軽に伝統文化を体験していただけるワークショップを開催しています。アソビシステム株式会社の展開する MOSHI MOSHI NIPPON プロジェクトとのコラボ企画です。
会場は、東京・原宿の観光案内所「もしもしボックス」。おすすめの観光地紹介はもちろん、お寿司の上手な食べ方から原宿最新のエンタメまで、日本滞在にまつわるお役立ち情報を提供しています。外国人観光客にとっては、ジャパンカルチャー全体のインフォメーションセンターともいえるスポットです。
12月17日(土)は「一文字書道ワークショップ」を行いました。講師にお迎えしたのは、9歳より学んだ書を軸に様々なアート作品の制作を行う書家・禮生(れいぶ)さん。自身の制作活動と並行して国内外でのワークショップやライブパフォーマンスなど「体験、体感、会話」に重きを置いた活動にも精力的に取り組む今注目のアーティストです。
ワークショップは、書の歴史と精神性を大切にしているという禮生さんならではの「瞑想」体験からスタート。呼吸を整え、自分自身の心や身体とじっくり向き合いながら現代人が忘れがちな「静」の時間を堪能した参加者たちは、新鮮な驚きと安らぎに満ちた表情を見せました。
瞑想後、参加者にはその時その場で心に浮かんだワードを書いてもらいました。
日本文化が大好きというノルウェー人留学生とホストファミリーの親子は、「気」「暖」「新」とそれぞれの想いが詰まった一文字を書き綴り、互いに見せ合うなどして終始笑顔でワークショップを満喫。年始にノルウェーに帰るという留学生の女性は、この日の書を家族へのお土産にする!と嬉しそうな様子で話しました。
またワークショップ直前に結婚式の前撮りをしてきたという新婚カップルは、旦那様が「希」、奥様が「歩」と新しい門出にふさわしい文字をチョイス。二人の幸せそうな笑顔は、もしもしボックスに穏やかで優しいひと時をもたらしました。
そして今回最年少の参加となったのは5歳の女の子(お母さん、お姉ちゃんと一緒に参加)。瞑想にもしっかりと取り組み、その後は元気いっぱい「ともだち」の文字を完成させてくれました。
作品が完成すると、禮生さんより「字のイメージから見えるその人の本質」という貴重なメッセージも飛び出しました。禮生さんの言葉にそうそうと大きく頷く人、新しい自分を発見したような驚きと愉快さの入り混じった表情を見せる人など、リアクションはそれぞれながら皆さん真剣な様子で聞き入っていました。
その後もワークショップ終了時刻となるまで、もしもしボックスには絶えず人が訪れ賑わいを見せました。
原宿の喧騒の中、もしもしボックスには書を通じて自分自身と対面した参加者の穏やかな笑顔が溢れました。
禮生さんの最近の活動や映像は、こちらのページからご覧いただけます。
>>禮生【れいぶ】公式HP
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