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【海外展開事例集 vol.4】海外出展で地元の魅力を再発見 現場対応力のアップも大きな武器に(栃木市役所総合政策部 小林博己様)

2020.3.30
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「海外展開事例集」vol.4公開!

これまでジャパンプロモーション運営のイベントにご出展いただいた方々にインタビューを敢行し、皆様が実際に目の当たりにされた世界各国のリアクションや、その後のご活躍について貴重なお話を伺う「海外展開事例集」シリーズ。

シリーズ4回目となる本項では、栃木市役所 総合政策部 シティプロモーション課 小林博己様に、海外出展で得た気づきと経験を活かしたインバウンドプロモーションやマーケティング、ご当地キャラクター・とち介の活動などについて伺いました。

 

≪現在の活動について≫

とち介の活躍を栃木市民とパリの人々にアピール

会場を訪れた木寺昌人駐フランス日本国大使(当時)ととち介の夢の2ショットが実現(Japan Expo Paris 2018)

栃木市のご当地キャラクター・とち介が誕生した2014年から、私たち秘書広報課はシティプロモーション課として装いを新たにし、とち介アカウントのSNSの立ち上げや、とち介の市内外のイベント出演を通じて、とち介と栃木市の知名度アップを図る活動を続けてきました。課の発足後2年目に初の海外進出事業として、とち介とともに参加したのがJapan Expo Paris 2017。初年度はまったくの手探りでしたが、回を重ねるごとにニーズの掬い上げができるようになり、そこで得た経験をインバウンドの観光誘客やマーケティングに役立てています。ほかに、とち介がJapan Expo Parisへ参加することで、キャラクター界での認知度が上がり、キャラ同士のつながりができたこと、とち介の活躍が市民へ話題を提供し、愛され、親しみを持ってもらえたことも嬉しい成果ですね。

 

≪アドバイス・今後の目標≫

ご当地キャラクターのブランディングと観光資源の見直しを強化

3年連続のJapan Expo Paris出展で、年々知名度を上げすっかり会場の人気者となったとち介

海外展開はシティプロモーション課としての大きな事業ですので、経過と成果を市民の方々の目に見える形で伝える義務があります。現地に行ってみて、当初想定したのとは違う反応がきたとしても、受け止めて対応していく力が必要とされると痛感しました。税金を使っている以上、費用対効果についても常に意識しています。とち介が単なるにぎやかしのキャラクターにならないよう配慮し、“地元の人々から愛され、パリに行ってさらにパワーアップした”存在として、キャラクター設定をうまくコントロールし、運用しています。またJapan Expo Parisで渡航した結果、外国人観光客は東京や京都などメジャーな旅行地はすでに行っているということがわかったので、次に行きたい観光地として栃木市が選ばれるようPRの方向性を定め、丁寧なブランディングを行うことも今後の重要なテーマだと思っています。

 

≪成功のノウハウ≫

【出展前】
●秘書広報課として、国内を中心に栃木市のPR活動を行っていた。

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【サポート・工夫】
●Japan Expo Parisへの出展で成果を得るために何をすべきかをよく考え、とち介のブランディングと運用について検討を重ねた。
●海外展開はすべてが初めての経験だったので、出国から帰国までジャパンプロモーションスタッフが丸ごとケアしてくれる点がよかった。
●観光誘客目的で出展する自治体のニーズに即した、ジャパンプロモーションスタッフからのアドバイスが役に立った。
●とち介の知名度を上げる、という目的を掲げ、成果を市民にも実感してもらえるように意識した。

★Point★
海外出展に備え、体制から変えた。
ご当地キャラクターのとち介をどのように運用していくか、最初に細かくブランディングを行った。
市民へ海外展開の効果と意義を感じてもらえるよう、目的を明確にした。

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【成果】
●継続してJapan Expo Parisに出展することで、とち介の知名度が上がり、“パリに行ったとち介”として国内での価値も高めることができた。
●栃木市の特産品である提灯や折り紙などをブースで展示し、現地の人々の反応を見ることで、現地で何が受けるのかが明確になった。
●出展以前に予想していたものとは違う反応があったが、柔軟に受け入れ、対応していくことができるようになった。

★Point★
海外出展を経験し、国内でのとち介の知名度を上げることにも成功した。
来場者と触れ合い反応を知ることで、打ち出すべきアイテムや求められる観光商品が何かが明確になった。
現地のニーズを汲み取り、対応していく力が付いた。

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【その後】
●すでに日本へ何度か渡航経験を持つ観光誘客のため、観光資源の見直しとテコ入れの実施を予定。
●栃木市の存在感をよりアピールできるよう、インパクトのある展示ブース作りとステージパフォーマンスを追求する。

★Point★
3回連続での出展経験を元に、より響くPRの方法を見つけ実践していく。
栃木市のインバウンド向け観光資源の見直しとテコ入れを行う予定。

 

小林様、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
続くvol.5では、世界中を駆け回り、「阿波踊り」の魅力を伝える創作舞踊集団 寶船様に、各国のステージに立つ際の心構えや、日本の伝統を未来に繋げる熱い意気込みを伺います。

 

◎お話を伺った人:栃木市役所 総合政策部 シティプロモーション課 小林博己様

【ご出展いただいたイベント】
Japan Expo Paris「WABI SABI」(2017〜2019)

●栃木市 ホームページ>>>https://www.city.tochigi.lg.jp/
●とち介 Twitter>>>https://twitter.com/Tochi_suke
●とち介 Instagram>>>https://www.instagram.com/tochisuke.t/

★「海外展開事例集」シリーズは毎週月曜更新!同記事はジャパンプロモーションのnoteアカウントでも公開しています。

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