リーヴル・パリ(ブックフェア)   大統領も来場する フランス最大級のメガ・ブックフェア

【リーヴル・パリ 2017】 フランス最大級のメガ・ブックフェア 出展レポート

2017.4.11

Fichier_004(1)_R

来場者16万人、出版文化の一大祭典

2017年3月24日(金)~27日(月)、Porte de Versailles(ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ展示会場)でLivre Paris(リーヴル・パリ)が開催されました。
2016年度は、パリ同時多発テロの影響により来場者数が大きく落ち込みましたが、今年は16万人まで客足を伸ばし、「フランス最大級のメガ・ブックフェア」の本来の賑わいを取り戻しました。出版社、図書館、インターネット会社、大学、エージェンシーなど221団体が出展し、世界のオールジャンルから3,000人もの著名作家が集まりました(Livre Paris 発表)。そして今年もオランド大統領が来場。この1年ぶりの盛況の模様は、フランス中のメディアで話題となっています。

>> 『フィガロ』誌の記事へ(フランス語) -Le salon du livre de Paris séduit à nouveau

入場を待つ人々でエントランスが溢れ返る

2017年もオランド大統領が来場(画面右)

ファンで賑わうサイン会の様子

満場の講演会

料理書コーナーにはクッキングスタジオが。本の著者である料理研究家に直接学べるのでプロのコツもバッチリ

IMG_5236_R

今年の招待国・モロッコのパビリオン

子どもたちも本の冒険に夢中

日本のアーティストを世界のメディアに発信

24日(金)、オープニングパーティーが華やかにスタート

ジャパンプロモーションでは、日本の俳人のフランス語版句集のほか、フランスの三大美術雑誌のひとつ『UNIVERS DES ARTS(ユニベール・デ・ザール)』の日本人画家の特集号などを紹介。日本らしい表紙や書評を見て、たくさんの方がお買い上げくださいました。
初日のオープニングパーティーも、多くのゲストで賑わいました。フランスの代表的なアート誌『Technikart』『UNIVERS DES ARTS』、France télévisions(フランスの国営放送局)、ボザール国立美術学校所属出版社、PARIS MUSEES、国立美術館所属出版社、BNFフランス国立図書館など、文化発信力のあるメディア機関から日本文化・美術への高い関心が寄せられ、日本人アーティストへの取材要請のほか、さまざまな協力オファーを多数いただきました。

ポップアート誌『Technikart』のファブリース・ド・ロアン・シャボ氏よりイベント協力のオファーも

発行数第3位の美術誌『UNIVERS DES ARTS』のティボー・ジョセ氏(右)、日本人アーティストの記事執筆に意欲

他の出展者との情報交換も重要

本に使われている用紙の風合いや製本の美しさなど、日本のものづくりのクオリティの高さにも注目が集まった

多彩な交流の広がり

フランスでは、伝統的に多くの人が詩歌を好むこともあって、短詩文学である日本の俳句・短歌の本は現地の書店でもよく売れています。熱心に句集を眺めていたモセン・ファルサニさん(Mohsen Farsani)にお話を伺ってみたところ、彼はフランス語と英語で俳句を詠み、本を出したこともあるのだそう。いつかは日本で句集を出版するのが夢なのだと言います。
また、近くのブースには、サイン会でファンに囲まれている若手アーティスト・メルヒョール氏(Melehior)の姿も。会期2日目、彼は日本人画家の特集号を手に取りながら、「実は今、日本美術を勉強しているところで」と私たちに語ってくれました。紙と光のアートプロジェクトに携わるなかで興味を持つようになり、和紙や書を手がける日本人アーティストを探している最中とのこと。近い将来、彼と日本人アーティストとの素敵なコラボレーション企画が実現するかもしれません。
このほか、『源氏物語』のフランス語訳者として有名なカトリーヌ・ガルニエ氏(Catherine Garnier)や、フランス次期大統領と目されているエマヌエーレ・マクロン氏(Emmanuel Macron)などのビッグゲストもありました。著者のご厚意で本がプレゼントされ、充実した交流が繰り広げられました。

2

アート業界で今注目のメルヒョール氏。日本人アーティストとの共作を熱望

エマヌエーレ・マクロン氏。5月、間近に迫るフランス大統領選挙で当選確実と報じられている

9

『源氏物語』のフランス語訳者カトリーヌ・ガルニエ氏

日本文化やアート作品のコンセプトの魅力を楽しんでいただきました

近々、再び日本が招待国に

日本が招待国となった2012年開催時(当時名称「Salon de Livre」)、ノーベル賞作家の大江健三郎、江國香織、萩尾望都など22名の日本人が招かれて話題となりましたが、現地では、近年のうちに再び日本が選ばれるのではないかとみられています。
漫画やゲームなどのサブカルチャーに加え、俳句・短歌、茶道、香道、武道に至るまで、日本文化への幅広い関心が年々深化していることによるものです。
世界への影響力を持つ発信拠点として、今後も多様な日本文化の魅力を伝えるべくリーヴル・パリへの出展活動を広げてまいります。

Livre Paris 2017(リーヴル・パリ)
会期:2017年3月24日(金)~27日(月)
会場:Porte de Versailles(ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ展示会場)
>>Livre Paris 公式サイト

2018年度も開催決定

2018年は3月16日(金)~19日(月)の開催が決定しています。
フランス中のメディアが集まる「リーヴル・パリ」。あらゆる海外展開のプレゼンテーションの場としても最適です。フランス語・英語の翻訳本の出版、パンフレットの制作等に関してもお気軽にご相談ください。

Livre Paris 2018(リーヴル・パリ)
会期:2018年3月16日(金)~19日(月)
会場:Porte de Versailles(ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ展示会場)
>>Livre Paris 公式サイト

お問合せメールフォーム >>